うつ病持ちのゲイの眼科医の日常です。


by tappy_1

ジェネリック医薬品

千葉の某クリニックで代診の仕事だった。

わりとヒマな時間帯に、スタッフが、
アレルギー性結膜炎が再燃した…と、診察室に入って来た。
診てみると…うん、まあ、自覚の通り(^^;;;

で、カルテの前回の処方薬を見てみたら…聞いたこともない薬が書いてあった。
パソコンで薬検索したら…やっぱり、ジェネリック医薬品(注1)だった。

聞いたら、
「この前は、処方箋を薬局に持ってったら、
 ウチには置いてないって言われたんですよ~。」
…とのこと。

うーん…ジェネリック医薬品の問題点って、これなんだよなぁ~。
ジェネリック医薬品は、先発品と同成分だけど、薬価が安い(注2)。
だけど、普通の調剤薬局には、先発品(いわば、「ブランド品」)しか置いてない。
患者様負担、ひいては、国民医療費を抑えるために、
ジェネリック医薬品を処方しようと思っても、
薬局に置いてなければ、しょうがない(注3)。
本格的にジェネリック医薬品を処方しようと思えば、
近所の調剤薬局に、「○○を入荷してください」と頼むしかないけど、
法律上は、患者様を、特定の調剤薬局へ誘導してはいけないことになっている。

こんなところで、本来は減らせるハズの医療費が、減らせずにいるんだなぁ。。。




注1:ジェネリック医薬品
最初に市場に出された薬剤の特許が切れた後に、
他社から別ブランド名で出された薬。
あとからゾロゾロ出てくるという意味で、「ゾロ」とも呼ばれるが、
狭義の「ゾロ」は、先発品の化学構造を少しだけ変えて、
「新製品」と謳っている薬剤のこと。

注2:薬価が安い
例えば、「クロモグリク酸ナトリウム点眼液」。
先発品の「インタール」は 946.8円だが、
例えば、後発品の「オフタルギー」だと、298.8円。

注3:薬局に置いてない
医師は普通、処方箋には、「商品名」を書く。
薬剤師は、商品名が書いてあった場合、
いくら同成分の薬でも、勝手に別のブランドの薬に変更することはできない。
医師が、商品名ではなく、成分名で処方箋を発行した場合には、
薬剤師は、その成分に相当する商品を調剤することができる。
by tappy_1 | 2005-06-08 22:45 | 仕事