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元裁判員、ストレス障害。

福島・死刑判決:元裁判員がストレス障害 遺体画像で

いつか、こんなことが起きるだろうとは思っていた。

殺人事件を担当した裁判員の方が、
資料の、無残な遺体の写真を見せられて、ショックを覚え、
食思不振や不眠になってしまった上に、
「死刑」を選択したことに対しても、ひっかかりを感じているということで、
「急性ストレス障害」と診断されてしまったそうだ。
PTSDにも発展しかねないという。

しかも。
国のアフターケアは、あまり充実していない。
ケアしてくれる施設は、一番近いところで東京にしかなく、
既に、裁判で、有休を使い果たしていることに加えて、
交通費までかけて通うことは、事実上不可能。

そのようないきさつで、
元裁判員の方は、制度の見直しを求めるため、
慰謝料を含めた、国家賠償訴訟を起こす構えだと言うことだ。

僕は元々、裁判員制度なんて、日本には馴染まないと思っていた。
確かに、裁判は、法律家の手だけで、よく分からないまま進行していく。
そこに、「市民感覚」を入れようということで導入されたのだろうけど、
「死刑」まで選択するような裁判を、
一般市民にゆだねて、いいものか?
できるなら、裁判員になんか、当たりたくもない!
他人の人生を左右する立場になんか、なりたくない!
そんなの、判決がどうであれ、自分の中で、一生ひきずりそうな気がする。

やっぱり、法律家と一般市民は、違うと思うんだけどな。
法律という概念の、基礎的な思想からして。。。
だって…やっぱり、医師と一般の方々だって、考え方が違うもん。
by tappy_1 | 2013-04-18 14:30 | ニュース